国際交流パーティー 東京 横浜 大阪 名古屋 福岡で開催される国際交流パーティー 国際交流イベントの情報


by yuumiya2001
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

The final クリスマスハウス より

イメージ 1
a0009589_23315626.jpg
The final クリスマスハウス
18年前といえば、まだ24歳だった。東京から故郷岩国へ帰って4年。ロンドンへ赴く以前の年であり、時代には好景気の上昇気流が各地で巻き上がっていた。クリスマスハウスはそんな時代に産声をあげた。

あるクリスマスのシーズンに、洋服屋のショーウィンドウに飾ったサンタクロースの人形が売れた。クリスマスプレゼントを買いに来られる女性はあって、ディスプレイの人形に興味を持たれる人があっても、本当に購入される人は、そう多くない。

『クリスマスの過ごし方とは、もしかしたらこんな事なのかも知れないな』ふと気づいた。

その当時の世間にあったクリスマスの風景は、現在のように洗練されたものではなかった。舶来したクリスマスの風習といったら、ツリーを飾り、ケーキを食し、プレゼントを渡す。事の大半は子どもが主役として扱われ、大人は飲酒行為の正当化を裏付ける格好の口実としていたのである。だからクリスマスイヴになると突如、ムードが盛り上がる。今に思えば不可思議な日本人の慣習だが、形だけを真似たクリスマスでは無理からぬところではある。

ファッションはライフスタイル。そう提唱し伝統的な洋服を奨める一環として、欧米の──クリスチャンのクリスマスの過ごし方を紹介しようと考えた。

降誕説に則った一ヶ月余りに及ぶクリスマスの生活は友情や愛情に溢れ、たしかに人の心を豊かにする。こんな過ごし方ができたら、きっと幸いにちがいない。英国のクラシカルなライフスタイルを愛する人たちなら、興味を抱くのではないだろうか。こうしてクリスマスハウスは、自社所有のゲストハウス「アメリカンクラブ」で試みを始めたのである。

ほどなくアイルランドやイギリスの生活に直接触れる機会に恵まれ、その思いは一層と深まった。

白亜の木造三階建てが全館、クリスマスで埋め尽くされる。それはクリスマス前の一ヶ月間だけ──。メディアの注目を集めるには充分なシチュェーションだった。噂は噂を呼び、閑静な住宅地には来館されるお客様の車であふれかえり、確かに大層な人気を博した。クリスマスハウスは間もなく起動に乗り、日本のクリスマスマーケットの先端を走り続けたのだった。

それから18年の間、社会や暮らしの情報化は凄まじい勢いで発達し、人々の暮らしも豊かさを極めた。やがてクリスマスマーケットも成熟期に入り、クリスマスハウスが目指したコンセプトは巷に浸透した。いまは多くの人がクリスマスを暮らしの中で楽しみ、和やかな師走を過ごしている。

『クリスマスハウスの潮時は、そう遠い将来ではないな』三年ほど前、そんな事を思った。

思い入れが先行して育てたクリスマスハウスである。ぎりぎりのスタッフで回るクリスマスハウスは、ほとんど一枚岩に乗っているようなもの。きちんとした形でファンのみなさんに話して幕を引きたいと強く思った。

クリスマスハウスがお役目を果たしたならば、本業は洋服屋だ。最上級の満足を提供できるお仕立てのノウハウを活かした、新しい時代の洋服屋を試みる計画がある。クリスマスハウスの終焉とともに今年、「デーヴィス&サン・アット・メンズU(仮称)」がスタートする。

The final クリスマスハウス。まもなくオープン!
みなみなさま、どうかよろしくお願いします。

http://blog.livedoor.jp/foujitas/archives/50151251.html The final クリスマスハウス より転記
[PR]
by yuumiya2001 | 2005-11-15 23:31 | イギリスの皆さん