第1回目:海外で働くということ。(オーストラリア編)
2007年 11月 18日
海外で働くということ。
ランドマークタワー国際交流イベントのコーディネーターの宮崎と申します。
これから月2回の割合で『海外での生活と仕事に関する考え方』について
お話していくことになりました。よろしくお願いします。
私は、ワーキングホリディーで18歳の時に1年間、オーストラリアに滞在。
イギリス留学、韓国での日本語教育、海外挙式の企画販売の仕事を経て、
現在は国際人材サービス会社で国際交流関連の媒体
の企画編集に従事しています。
ヤラリバーからメルボルンの市街地を望む
第1回目:海外で働くということ。(オーストラリア編)
日本にいると日本人は多数派ですよね。大体何にでも暗黙の基本の考え方があって、見えない上下関係で人は動いているように私には思えました。これがなんとなく不思議でした。
高校を卒業してオーストラリアにいったのもその答えを見つけたかったからかもしれません。
初めてオーストラリアで就いた仕事は日本料理店での皿洗いでしたが、オーナーの紹介で、運よくメルボルン郊外のダンボール工場での仕事が見つかりました。まず、入社した時に、会社との契約書を交わしたのですがその時に労働組合にも自動的に入っていました。あとからその労働組合の世話係の人が、労働者の権利を色々と教えてくれました。
働く人の権利という考え方は商売人の家庭で育った私には新鮮なものでした。
仕事は簡単な作業ですが、2人1組になって作業します。最初のパートナーはベテラン工員のオーストラリア人のおじさんでした。彼は英語があまり聞き取れない私にも、お構いなしに強烈なアクセントでまくし立てます。しかし、彼といたお陰で1年後にはすっかりヒアリングにも自信がつきました。会ったこともない娘さんの自慢話をいつもしていました。彼のお陰でレバノン人の同じ年の青年や中国人の留学生、チリから亡命してきたサッカー好きの移民の人たち、ポーランドの面白いおじさんと色々な人たちと楽しく過ごしました。彼らの仕事に関する考え方から色々と学ぶところもありました。
工場で唯一の日本人である私は『日本人はいつも勤勉』だといわれ続けたお陰で、さぼることも出来ず、誰よりも一生懸命に働いていました。当時18歳の私には日本人としてのプライドと勤勉に働くことの大切さを教えてもらった貴重な体験でした。
次回の『海外で働くということ』はイギリス編です
☆お知らせ☆
12月の『ランドマークタワー国際交流イベント』は12月15日13時からです。
今回もスペシャルゲストをお迎えします。お楽しみに!!
おまけ:メルボルンに行ったら見逃さないで下さい
メルボルン郊外のフィリップアイランドの愛らしいペンギンたちのパレードはこちら
http://www3.319.jp/news/post_77.html
by yuumiya2001
| 2007-11-18 21:32
| 国際交流